【2019徳島マラソンの生命をかけた戦い。】
嵐のような雹が紛れる冷たい雨、そしてかなりの暴風。
ゲートが閉まるまでには、まだまだ時間がありあまるような時間帯からの!まさかの突然の自然の猛威。
そして脅威。
第3ゲート付近は、津波のあとの避難地みたいな壮絶な現場でした。
救護班の皆さんは、迅速な対応を徹底されていましたが、低体温症のランナーが莫大に存在した。
突然の突風。北からの雹混じりの凍える横殴りの雨。
僕は、幸いびしょ濡れこそ免れましたが、皆さん右肩から右足は容赦なくかなりびしょ濡れ。
人により、全身びしょ濡れも多数。
沿道の救護班の皆さんも、かなり濡れていた。
後方のランナーは、スピードが速くない。
容赦なしに体温が奪われる。
気温も急激に降下かなり低い。
まちがいなく体力も消耗。
さすがの悲惨な状態に、四国放送の取材陣も無口になる。
カメラは止めていた。
僕は、ポンチョ。そして2枚目のポンチョを羽織りましたが、台風の国旗みたいにバタバタと唸り破れてしまいました。
帽子はかなりキツめにつけ、ツバを前にしても、何度も風で飛ばされそうになる。
当然靴は、びしょ濡れ。
低体温症のランナーが増加することは容易に想像できた。
まちがいなく、このままではヤバイと判断。
やむなく、辞退。
——-
避難所テントは満員。
動く気配のない!二台ある暖房がかかるバスは満員。
この時、緊急患者を分別するトリアージをするスタッフがいない。
低体温症をまぬがれたランナーで満員。
あの場面では、低体温症優先シートを確保しなきゃ!
本気でやばいと感じた。
つぎからつぎへと到着するびしょ濡れのランナー。
そこで、驚く。低体温症増える中!
「今から、緊急のバスを手配する」と、本部との緊急連絡なのかリーダーらしき人が電話してた。
まじかよ。
あれには恐れ入った。
緊急用のタクシーも空車。
タクシーなら!
※おいおい、少なくとも3人は暖が取れる。
そこに意識がない状態のランナーが存在し、救護班が向かう。
まさに修羅場だ。
隣では、ガタガタ震える女子数名。
通路では、立つこともままならない、意識朦朧の女性。
続…
スタッフの機転で配布する毛布が全くたりない。
タオルもたりない。
銀色の保温シートを配布するが、
低体温症のランナーには渡せない。
数がない。
他の救護班からの応援は?全くない。
あれだけ壮絶な場面では、救急もそうだが、警察車両も駆けつけてほしいと思う。
———
今回で脆さが露呈。
ゴテゴテにまわる運営。
ひとの命がかかる現場の
テイタラクがかなり判明したが、
徳島マラソンは、局所的で、急な天候の悪化には対処のすべがない。
スタッフさんも皆さん、持ち場があり動けない。
優秀なスタッフさんも、手がたりないなら動けない。
せめて、
低体温症で搬送されたランナーさんの無事を祈りたい。
#とくマラ
#とくしまマラソン




